斉藤博著「著作権法〔第3版〕」有斐閣 2007年4月
オススメ度
「一般」は著作権について大まかに知りたい方、「初学者・学部生」は著作権を基礎からしっかり勉強したい方、「大学院生」は司法試験で知的財産法を選択する方、「実務者」はメインの業務で著作権に携わる方が目安となります。
初学者・学部生 ★★★
大学院生 ★★★☆
実務者 ★★★
紹介
著者は著作権法の分野で長く一線で活躍してきた功労者で、本書は伝統的な法解釈に則った品位を感じる概説書です。初版は2000年で体系書が少なかった当時は重用されていましたが、最新版の発行から10年経過しているせいでしょうか、近年は重要度が相対的に低下しているようにも感じられます。
サイズ(厚さ)・内容ともにコンパクトで、マイナーな論点にはほとんど触れられず、メジャーな論点に関する記載も淡白な印象を受けます。
オーソドックスな内容で文体・用語が明瞭ですので、知識レベルを問わず読みやすいですが、印象に残りにくいという言い方もできます。
著者は、新潟大学名誉教授・弁護士(虎ノ門総合法律事務所)
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