東京都立中央図書館でのコピー

東京メトロ日比谷線の広尾駅近く有栖川宮公園の中に東京都立中央図書館があります。

首都・東京の施設だけあって、地方公共団体が運営する図書館は数あれど、その中でも屈指の蔵書数を誇ります。

残念ながら資料の館外貸出は行われていませんので、通常の公営図書館とは使い勝手がだいぶ異なります。

しかし、閲覧席は豊富ですし、公衆Wi-Fiも使用することができますので、調べ物・作業にはかなり快適な環境です。
また、数は限られますが、コンセントが設置されている席もありますので、パソコン等を持ち込んで作業されている方が多い印象です。

さて、この中央図書館では多くの図書館と同様に複写サービスを実施しており、資料のコピーをとることができるのですが、それがなかなか厳格に運用されています。
下記の「来館による複写サービス」のサイトに複写についての案内がありますが、コピーをとるためには「複写申込用紙」に必要事項を記載し、提出しなければならないのです。

これがけっこうな手間で、手書きで記入するとなると、かなりの労力と時間が必要です。

そこで、裏技というほどではありませんが、「複写申込用紙」の記入の手間を減らす方法を紹介します。

その方法とは、下でリンクした「来館による複写サービス」のサイトに「蔵書検索端末から出力することもできます」と慎ましく説明されているとおり、館内に数多く設置されている端末を利用するもので、以下の手順で行います。

1.画面の「ログイン」ボタンをクリックした後、入館証の番号をバーコードリーダーで読み取ってログインする。


2.画面上部の「複写申込書印刷」のタブをクリックすると専用ページに移動します。

3.コピーしたい資料のバーコードをリーダーで読み取る。
(書籍の裏表紙に印刷されているバーコードではなく、「東京都立図書館」と書かれたシールのバーコードです。)

4.「次へ」のボタンをクリックすると、該当資料の名称が自動的に取得されたページに移動します。

5.希望するコピー用紙のサイズがあれば選択し(なければ選択不要)、コピーするページをキーボードで入力します。

6.最後に印刷ボタンを押せば、近くのプリンターから「複写申込書」が出力されます。

あとは、出力された「複写申込書」と対象の資料を1階の複写受付カウンターに提出するだけです。(資料によって、コイン式コピー機を使って自分でコピーする場合と、担当の方がコピーする場合があります。)

端末では、1回の流れで5冊まで複写の申し込みが可能で、かなり時間の節約になります。

以上、需要はかなりニッチだと思いますが、どなたかのお役に立てれば幸いです。

なお、4月1日から複写ができる時間が、平日は20時30分まで、土・日・祝休日は17時まで、それぞれ拡張されるそうです。また、同日からはこれまで担当者がコピーしてきた資料のうち、過去30年以内に発行された閉架の資料がコイン式コピー機でコピーできるようになるとのことです。

<リンク>
東京都立図書館
東京都立中央図書館来館による複写サービス

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