福井健策著「著作権とは何か ー 文化と創造のゆくえ」集英社新書 2005年5月
オススメ度
「一般」は著作権について大まかに知りたい方、「初学者・学部生」は著作権を基礎からしっかり勉強したい方、「大学院生」は司法試験で知的財産法を選択する方、「実務者」はメインの業務で著作権に携わる方が目安となります。
初学者・学部生 ★★★★★
大学院生 ★★★☆
実務者 ★★★★
紹介
メディアで見かけることも多い著名なエンターテインメント・ロイヤ―による一般向けの書籍。芸術・エンターテインメントについて幅広い知識を有する著者が、様々な実例を挙げながら読者を著作権法の世界に引き込みます。
文章力に優れ、平易で適切な言葉で心地よく読み進められることでしょう。
単なる著作権法の解説にとどまらず、高い所に立って問題を投げかけていますので、単なる知識の習得だけではない満足感が得られるはずです。
発行から10年以上経過していますので、記載内容が少し古い部分もありますが、そんなことを感じさせない瑞々しさにあふれる一冊です。
著作権法に興味を持ったら最初に読むべき本です。
新書ですが、索引も用意されています。
著者は弁護士・ニューヨーク州弁護士(骨董通り法律事務所)。
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