著作権法令研究会編著「実務者のための著作権ハンドブック〔第9版〕」著作権情報センター 2014年1月
オススメ度
「一般」は著作権について大まかに知りたい方、「初学者・学部生」は著作権を基礎からしっかり勉強したい方、「大学院生」は司法試験で知的財産法を選択する方、「実務者」はメインの業務で著作権に携わる方が目安となります。
初学者・学部生 ★★★
大学院生 ★☆
実務者 ★★
紹介
「著作権法入門」(文化庁編)よりもやや詳しいマニュアルといった感じで、とりあえず著作権法の全体像を把握したいという場合には好適な1冊です。「著作権に関する一問一答」が57問掲載されており、教科書的なシンプルな事例で著作権法を学ぶことができ、ビジネス著作権検定や知的財産管理技能検定の受検生にはちょうどよいレベルだと思います。
タイトルに「実務者のための」とありますが、実務に耐える程の実用性がある訳ではありません。
ただし、上記「入門」と同様に著作権関連の法令が掲載されているのは便利です。
「入門」よりも価格は若干高くなりますが、内容的にはこちらの方が充実していますので、「入門」の購入を検討されているようでしたら、特別な事情がなければ、こちらを選ぶことをオススメします。
著作権法令研究会は元々、文化庁の著作権課の人を中心としたグループでしたが、現状の構成員がどうなっているのかは不明です。
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