特に男性は、ホルモン分泌の影響で女性に比べてきれいなストレートな髪である人は少なく、さらに髪質も女性より太く硬いのでクセ毛がハッキリと出てしまいがちです。
それにもかかわらず、男性向けのヘアケア商品は女性向けのものと比べれば圧倒的に少なかったり、男性に向けた情報が少なかったするので、クセ毛対策に有効な対策があるにもかかわらず、見過ごされがちです。
「男だから短髪にしておけばいいや」と全く対策もしていない方も多いと思います。
さらに「美容院などで縮毛矯正ができることは知ってるけど、お金も時間もかかるし、しばらく経ったら結局クセが戻っちゃうんでしょ」と考えている方も多いでしょう。
しかし、ちょっと待って下さい。
雨の日や湿度が高い日には、髪の毛がボワッと広がってしまって、勉強や仕事のモチベーションが落ちてしまったりしませんか? 理想のヘアスタイルがあるのに、クセ毛であることを理由に、諦めてしまっていませんか? 手間や時間がほとんどかからず、自分の手でできて、さらにお金もそれほどかからないクセ毛対策があります。
かなりクセの強い髪の私が、簡単なケアであるにもかかわらず、ストレートな髪質を維持している方法です。
よかったら参考にしてみて下さい。
1 シャンプー・トリートメント等はお好きなものを
ヘアケアというとシャンプーやリンス、トリートメントをまず思い浮かべることでしょう。実際、ドラッグストアやディスカウントストア等のシャンプーのコーナーには多種多様の商品が並んでいて、その中にはクセ毛対策を謳(うた)ったものもあります。
私もクセ毛用のシャンプーやトリートメントを使えば、クセ毛が改善されるに違いないと考えて試したこともあります。
しかし、色々な商品を転々として得られた結論は、ちょっと意外なものでした。
それは、クセ毛対策としてはシャンプーやトリートメントはそれほど重要でないというものです。
どんなシャンプーを使ったとしても、以下の方法を実践すれば、簡単にストレートヘアを手に入れることができます。
ただし、長い目で見れば、健康な髪を維持するのはとても大切ですし、クセ毛対策のシャンプー類を長期間使い続ければ、手入れ不要のストレートヘアに変わるかもしれません。
ですから、こればかりは「ご自身の髪質にあった商品を選んで下さい」としか言えません。
次の項目でご自身にあうシャンプー探しのコツを紹介していますので、参考にして下さい。
2.シャンプー・トリートメント選びの参考に
たくさん販売されている商品の中から、自分にあうシャンプーやトリートメントを探すのは大変ですよね。たくさん発売されている商品を全部試してみるなんてことは無理ですから、結局のところ、シャンプー選びは、今使っているのよりいいなと思える商品に出会ったらそれに乗り換える。ただ、それだけの作業です。
ですから、定期的にベターなシャンプー探しにトライしてみた方がいいと思います。
シャンプー探しは、ドラッグストア等で販売しているトライアル商品をいくつか使ってみるとよいでしょう。
忘れてならないのは、女性向けの商品も選択肢に含めること。
たいていのトライアル商品は100円〜200円で1回分が包装されています。
普通は女性向けの量が入っていますので、男性なら1パックで2回使える方が多いと思います。
自分の髪に合っているかどうかは、2回も使えば十分にわかるはずです。基本的には髪がサラサラになるものを選べば良いでしょう。
女性向けの商品を買うのが苦手という方は、Amazonでも利用して下さい。
ただ、店員さんは、誰が何を買うかなんて大して気にしていませんので、店頭で商品を見ながら自分に合いそうなものを探した方がいいと思います。
悩ましいのが、同じブランドでも、何種類かある場合です。
ブランドによって様々ですが「シットリ」「保水」「ダメージ補修」といった効果を売りにしている商品を選ぶとよいでしょう。
3.洗髪後の簡単ケアで素直な髪質に
では、いよいよ本題のストレートヘアを手に入れる方法です。最大の秘訣は、お風呂上がりのケアにあります。
濡れた髪をタオルで拭いた後に、髪全体にヘアクリームを塗ります。根本からしっかり髪全体になじませて下さい。
「ヘアクリームなんて持ってないよ」という方がほとんどでしょうから、オススメのものを紹介しておきます。 「まとまる」タイプのヘアクリームであれば、だいたい効果があると思いますが、私が使ってみてよかったと思うのは、
の3つです。
ジェノスは、十分な効果があり、香りも弱くて使いやすく、コストパフォーマンス抜群です。ただ、ドラッグストア等で探してもなかなか見つからないのが残念です。
大島椿は、この手の商品の中でも知名度が高く、使っている人も多いので安心感があります。匂いもなくて、男でも使いやすい商品です。
ルシードエルは、個人的には自分の髪に一番合っていて好きです。ただ、しっかりと甘い香りがありますので、それがダメという人もいるでしょう。
分量は、私は前髪が軽く目にかかる程度の長さですが、チューブから2〜3cm出して使います。
日々調整しながら、ご自身の適量を見つけて下さい。
大切なのは、クリームをつけた後にコーム(くし)で髪をとき、真っ直ぐに伸ばすことです。
そして、ドライヤーは使用せずに、自然乾燥させましょう。
髪のためには自然乾燥よりもドライヤーを使った方が良いとよく耳にしますが、髪の毛を真っ直ぐまとまりやすくするためにはクリームを塗って自然乾燥する方が良いと時間しています。
ドライヤーを使うとその効果が半減してしまう感じです。
(ただし、個人差があると思いますので、自然乾燥とドライヤー使用とどちらが髪のコンディションがよいか一度は試してみて下さい。)
クセのある髪だと、乾燥している間にウエーブが出てきてしまうと思います。
乾燥の途中で、コームで何度か髪をといてあげるとクセが出にくくなります。
この1分〜2分の作業をするだけで、朝目覚めた時に、自分の髪とは思えないほど、クセが少なくまとまりやすくなっているはずです。
4.ヘアアイロンでさらにまっすぐに
ヘアクリームだけでも、かなり扱いやすい髪になりますが、さらに気合を入れて真っ直ぐにしたいときは、出かける前にヘアアイロン(コテ)を使います。ヘアアイロンなんて何だか面倒くさそうだなと思うかもしれませんが、実際には2〜3分の作業です。
ご家族がストレート用のヘアアイロンを持っているなら、それを借りましょう。
家にない場合や自分専用のものが欲しい場合は購入することになりますが、2千円くらいから買えます。
家電量販店やディスカウントストアでも購入できますが、たくさんの種類の中から選びたいという方や、お店で買うのに抵抗を感じる方は、やはりAmazonで選ぶとよいでしょう。
安い商品でもおそらく問題ないと思いますが、温度調節をできるものを選ぶのは絶対条件です。
必要以上の高温は髪を痛めてしまい、かえってボサボサヘアーの原因になりかねません。
低い温度から試していって、自分の髪の適温を見つけて下さい。
また、旅行や出張が多い方は、携帯に便利な短いサイズのものを選ぶといいでしょう。
使い方ですが、ヘアアイロンが温まって使用可能な状態になったら、まっすぐにしたい髪をコテの部分で挟んで、根本から毛先に向かって滑らせるだけです。
このとき、変な方向にアイロンを滑らせると、その方向に髪が流れてしまい、スタイリングが難しくなってしまいますので、まっすぐ素直に滑らせてあげましょう。
また、一度にアイロンする量はほどほどにして下さい。熱が伝わらなければ髪の毛は真っ直ぐになりません。
毛先が外側にはねて広がりがちな方は、毛先の部分を少しだけ内側にカールさせる感じでヘアアイロンをすれば、1日広がらない髪になると思います。
種類によって使用感(特に力加減)は違いますが、2・3回使えばすぐに慣れて、手早くできるようになるでしょう。
なお、顔や頭皮を火傷(やけど)しやすいので十分に気をつけて下さい。
特に髪が短い部分は無理にアイロンしようとしないで下さい。
それから、濡れた髪にヘアアイロンを使うのは絶対にNGです。
すごく髪を痛めることになってしまいます。
あと、言うまでもありませんが、電源の切り忘れのないようにくれぐれもご注意下さい。
5.毛先がまとまらないときはヘアオイルを
毛先は髪でも特に痛みやすい部分で、パサパサになりやすいです。そんな時は、ヘアオイルを使うとよいでしょう。
ヘアオイルは、お風呂上がり・スタイリング時いずれでも使うことができるものが多いですが、風呂上がりに使うことをオススメします。
ヘアオイルはその名のとおり、油分が主成分であり、塗った後しばらくはベトベトした感じが残りますので、それが嫌な方は多いと思います。
また、髪に塗る際にかなり手がヌルヌルになるため、貴重な朝の時間を犠牲にするからです。
使い方は、ヘアクリームを髪全体に馴染ませた後に、ヘアオイルを少量取って毛先に塗ります。
毛先だけなので、量はワンプッシュで十分です。
その後に、コームで真っ直ぐにするのは「3.洗髪後の簡単ケアで素直な髪質に」で説明したとおりです。
オススメのヘアオイルを紹介しておきましょう。
ルシードエルと大島椿は、上で紹介したヘアクリームと同じシリーズです。価格は手頃ですが、効果は十分です。
ルシードエルはクリームと同じく甘い香りがしますので、苦手な方は大島椿を選ぶとよいでしょう。
髪のダメージが大きいときは、ミルボン又はボタニストをオススメします。
値段は若干上がりますが、塗ればすぐに効果を実感できる優れものです。
両方とも香りはありますが、持続はそれほど長くありませんので、あまり気にならないと思います。
6.ストレートにこだわりすぎないで
以上で、クセ毛をストレートヘアにする方法の紹介は終わります。あとは、お好みで整髪料等を使ってスタイリングをして下さい。
こんな記事を書いておいて、変な話なのですが、ストレートじゃなきゃダメだという思い込みは持たないで下さい。
面白いもので、ストレートの髪の人は多少クセがあった方がいいなと思っていたりするものなのです。
クセ毛はクセ毛で一つの個性なのです。
日によって、頑張って真っ直ぐにしてみたり、多少クセを残してみたり、クセのまま整髪料でスタイリングしてみたり、クセがあることによって色々なバリエーションを楽しみましょう。
ストレスが髪には一番よくないと言うじゃないですか!
ですから、あくまでも楽しみながら髪をケアしていきましょう!
何卒ご承知おきの程宜しくお願い申し上げます。
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